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教育・学習支援センター
久留米・筑後体験演習の学生レポート

オックスファム久留米での体験演習を受講して

 

1.内容 
 オックスファムショップでは、主にフェアトレードのお菓子や、寄付された商品の販売などの接客をした。初めて企画した「クリスマスパーティー」は小学生と一緒に工作や国旗あてゲームをしたり、クリスマスソングを英語で歌ったりと楽しい時間を過ごせた。

2.学んだこと
 近い距離での接客は初めてで、最初はぎこちなかったけれど、何回か演習を受けて、自然に会話が弾むようになった。お客さんも笑顔で話しかけてくださって、丁寧な接客をすることがどんなに大切か学ぶことができた。
 接客だけでなく、オックスファムの活動や、世界情勢について学ぶことができた。
 今まで、学校の授業で学んだことはあったけれど実際に支援や活動をしている団体で話を聞くことが初めてだったので現状について知らないことが多いことが分かった。世界トイレの日、手洗いの日など制定されており、いかに衛生問題が重大なことを改めて知れた。
 また、衛生管理だけでなく、トイレが少なく、外に設置してある公衆トイレを夜間使用しているときに女性や、少女を襲うという事件も多発しており、政治面においても深刻な問題があることを知れた。

3.実態,状況,問題点についての考察
 世界では、毎日平均、26,000人を超える5歳未満の子どもが命を失っているが、呼吸器感染症や下痢性疾患、はしかのようにワクチン接種等、予防可能な原因で命を失くしているのである。60の発展途上国のうち、3分の1以上の子どもが生後1ヶ月のうちに命を失う。それも自宅で、命を救ってくれたかもしれない必須保健サービスと基本物質を利用できずに亡くなっているのである。5歳未満児の死因の50%には成長と発達に必要な栄養素を幼児の身体と頭から奪ってしまう栄養不良が関係している。安全でない飲み水、粗末なトイレ、不適切な衛生状態も、子どもの死亡や病気を助長している。
 これを受け、世界中一体となり一刻も早い支援をすることが大切だが、女性に対するメンタルケアの保健機関を設けることも必要だと思う。
 私は、何不自由なく暮らしている私たちの生活に感謝をすべきだと感じた。だからこそ、手洗いうがいを徹底し、病気の大小関係なく生活を見直すことが必要だと感じた。チャリティーや何か活動をすることも大切だと思うけれど、まず、世界のことについて知り、それから行動に移すべきだと思う。そのために、より確かなニュースや新聞などの情報発信が大事だと思う。今回の演習を受け、自分自身考え方が変わった気がした。今後、チャリティーの場があったら、その現状をよく知り、知識を持って行動したい。

参考文献:日本ユニセフ協会2008/11/20発行「世界子ども白書2008 こどもの生存」  p1

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